「精霊たちの夏」2024
昭和33年、TVドラマ
「私は 貝になりたい」
を観た
詩人・木原孝一氏が、無残な死を遂げた戦友の無念に
想いを寄せて七百行に及ぶ「貝の歌」
を一気に書き
上げたと云われています。
木原氏は若き日、
硫黄島作戦に従軍、何昼夜にも及ぶ
集中砲火によって、二万の日本兵と七千の米兵が亡く
なった激戦の地で、
地 獄
を垣間見た人でした。
毎年八月、
昭和二十年夏
に想いを馳せ、名古屋の演劇
関係者をはじめ、舞台に携わる人達と共に、詩や物語の
朗読、音楽やダンス等の力を借りて
「 精霊たちの夏 」
を開催することで、
戦争や自然災害をまさに自分の事と
して捉え、行動に起こす糸口になればと企画しました。